2024.09.20~コラム~外壁材の種類や違いについて また選び方について解説します!
こんにちは。
東京都足立区・葛飾区・墨田区・江東区を中心に、工事・倉庫・マンション・アパートなどの修繕工事を行っております楽塗です。
『外壁材』と聞いて、皆さまはどんな外壁材が思い浮かびましたか?!
外壁材には種類がいくつかあります。
機能性はもちろん、デザイン性もそれぞれ異なります。
また、定期的に行うメンテナンスの頻度も外壁材によって異なってくるため、それぞれの外壁材の特徴を理解したうえで、お選びいただくことが大切です。
そこで本日は、外壁材の種類や違い、外壁材の選び方についてお話していきたいと思います。
外壁材の重要性について
外壁材は建物には必要不可欠なものです。
災害から命を守ってくれる
外壁には、雨風や紫外線、外気などから室内の環境を守っており、外の天候に左右されず快適に過ごすことができます。
他にも、地震や火災などといった災害から建物を守る役割も担っているため、耐震性や耐火性の機能が必要とされます。
特に日本は地震などの自然災害が起きやすいので、災害に負けない強い外壁材が求められます。
熱や音を遮断してくれる
外壁には、遮熱性、断熱性、遮音性があることが大切です。
冷暖房の効率や使用頻度を考えると、外気に触れる外壁や屋根の素材は重要なポイントとなります。
また、外壁には外部からの騒音を遮断してくれる遮音性があるため、快適な空間で過ごすことができます。
室内環境において、暑さ・寒さ・騒音から守られているのは外壁の存在のおかげと言えます。
外観にデザイン性・個性をプラスしてくれる
外壁は視線に入りやすく、建物の印象を与える大切な要素です。
選ばれる外壁材の種類によって、建物外観の雰囲気が大きく変わるので、ご自身の希望に合った外壁材を選ぶようにしましょう。
主な外壁材の種類について
外壁材にはさまざまな種類があり、それぞれの特徴があります。
日本でよく使用される外壁材を下記にご紹介していきます。
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、特に人気の高い外壁材です。
工期が短く、低コストな点が魅力です。
セメントに繊維を補強材として加えてたものを方に入れ、高温で焼いて造られます。
成型や着色が容易なため、デザインや色のバリエーションも豊富な点も特徴です。
外壁材自体のメンテナンスは7~10年毎が一般的とされています。
金属サイディング
金属サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミ合金、ステンレス鋼板などの心材に断熱材を張り合わせて造られた外壁材です。
窯業系サイディング同様、工期が短く、デザインバリエーションが豊富です。
軽量で防水性にも優れ、金属性のため割れにくいというメリットを持っています。
耐久性に秀でた素材を使用しているので、メンテナンスは10~15年毎と長いのも特徴と言えます。
(※海岸付近に住まわれている場合は、塩害、赤錆、白錆などが発生する可能性もあるので注意が必要です。)
モルタル外壁
モルタル外壁は、セメント、砂、砂利、水などを混ぜて造られたモルタルを塗り、左官仕上げや吹き付けなどで仕上げた外壁です。
仕上げのバリエーションも豊富で、職人が手作業で仕上げるため、高い意匠性を求める方に人気がある外壁材です。
経年によって、ひび割れや塗膜の剥がれが発生する可能性もあるため、10年前後毎のメンテナンスをおすすめします。
ALC外壁
軽量気泡コンクリートであるALC外壁は、ケイ酸、石灰、アルミ粉末を原料とし、微細な無数の穴が空いた多孔質となっているため軽量な外壁材です。
種類やデザインのバリエーションも多く、耐火性、耐久性、断熱性にも優れているのが特徴です。
目地部分にコーキング材を使用するため、定期的なメンテナンスが必要となります。
その他外壁
その他の外壁材には、タイル、樹脂サイディング・木質サイディングなどが挙げられます。
タイルは高度が高いため傷みにくく、耐久性にも優れた外壁材です。
樹脂サイディングは耐久性が高く、メンテナンスのサイクルが長いのがメリットですが、他のサイディングと比較するとカラーバリエーションが少なくなっています。
木質サイディングは、木独特の温かみや風合いが素敵ですが、こまめなメンテンスが必要となります。
タイル・樹脂サイディング・木質サイディングはどれも主要な外壁材よりもコストが高くなってしまうため、選ぶ際はその点も念頭に置いて選ぶようにしましょう。
外壁材の選び方について
外壁材には色々な種類があるので、どの素材の外壁にするか迷ってしまうこともあると思いますが、優先順位をつけて選ぶことが大切です。
色やデザインに強い希望がある場合は、デザイン性に優れた外壁材を選ぶとよいでしょう。
コストを重視したいのであれば、外壁材によってメンテナンスの費用が異なる点を把握し、初期費用を抑えたいのか、それとも長期的なコストを抑えたいのかで判断するとよいのではないでしょうか。
また、素材や色によっては、汚れが目立ちやすい素材もあります。
外壁材の中では、モルタルは他の外壁材に比べ汚れが目立ちやすいと言われています。
汚れが目立ちにくい外壁材を希望しているならば、モルタルは避けた方がよいでしょう。
また、色もグレー、ブラウン、グリーン系などの汚れが目立ちにくい色を選ぶこともおすすめです。
まとめ
『外壁材』について簡単にご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?!
外壁材には色々な種類があり、特徴もそれぞれ異なるため、選ばれるのに悩まれる方も多くいらっしゃると思います。
外壁材を選ぶ際は、見た目やデザイン性も大切ですが、外壁材の機能性やメンテナンスの頻度やしやすさなども考慮して選ばれることが大切です。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。