お知らせ

2024.09.27~コラム~ マンション大規模修繕でタイル浮きが起こる原因と補修工事の必要性について

こんにちは。

東京都足立区に本社を構え、工場・倉庫・マンション・アパートなどの修繕を行っている楽塗です。

早速ですが、大規模マンションの外壁にはタイルが多く使用されています。

タイルは経年により、汚れの付着、浮き、ひび割れなどの劣化症状が発生します。

タイル表面に劣化症状が見られないと、『補修はしなくても大丈夫だろう。』と自己判断してしまうこともあるのではないでしょうか?!

しかし、内部でタイル浮きなどの劣化が進行しタイルが剥離したり、落下したりしてしまうなど、想定外の事故に繋がってしまう危険性があります。

外壁タイルの落下事故により、下を通っていた車の窓ガラスを突き破って怪我をするケースも発生するなど、維持管理上の大きな問題となっています。

劣化を放置したままにすると、修繕時に大がかりな補修工事が必要になり、予定していたよりも高額な費用がかかってしまうことも懸念されます。

そのため、定期的にタイル補修工事を行うことは必須と言えます。

そこで本日は、マンション大規模修繕のタイル工事について、タイル浮きが起こる原因や補修工事の必要性についてをお話していきたいと思います。

 

マンションのタイル浮きが起こる原因とは

鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられたマンションの多くは、コンクリートで下地を調整した後、タイルや塗料などの外壁仕上げ材を貼る、または塗ることで防水性能を高めています。

タイル浮きとは、タイルの表面下地とコンクリートの接着力が低下してしまうことで、タイルに浮きが発生してしまう状態のことです。

タイル浮きが起こるケースには、タイルを貼り付けていたモルタルや接着剤からタイルが剥離してしまう『陶片浮き』と呼ばれるものもあります。

適切な施工が行われたマンションの外壁タイルであっても、建物の揺れや振動が大きいところでは、タイルの浮きや剥離の発生が起こることは当然あり得ます。

けれど、異常気象などの例外を除けば、一度に大量の外壁タイルが浮いたり、剥がれてしまったりするケースはほとんど見受けられません。

竣工後初めての大規模修繕前の診断調査を行った際に、10~15%以上のタイル浮きが見つかった場合は、経年劣化によるものでなく、マンションの施工自体に不良があった可能性が考えられます。

 

マンションのタイル浮き補修工事がなぜ必要性なのか

安全性を確保するため

外壁タイルの補修工事を行うことは、建物本体や周囲の安全性を確保するために重要です。

外壁タイルの劣化を放置してしまうと、タイルが剥離しやすくなります。

剥離し落下したタイルが通行人に当たるなど、命に係わる事故に繋がる危険性もあるため、自分で判断するのではなく、プロの専門業者に相談し、見てもらいましょう。

また、タイルにひび割れが発生したまま放置してしまうと、隙間から雨水が侵入し、雨漏りを引き起こすリスクもあります。

そのため建物の耐久性や防水性を維持するためにも、大規模修繕の際には、タイルの補修工事は必要不可欠です。

美観を維持するため

経年により外壁タイルは剥離したり割れたりしてしまいますが、劣化したタイルを放置してしまうことは建物の美観を損ねてしまいます。

美観を維持し清潔感がある外観は、資産価値を維持するだけでなく、入居率にも影響を与える要素となります。

傷んで劣化した箇所を補修しないと、入居率も下がってしまい、その結果、家賃収入が減ることになってしまいます。

上記に挙げたように、【安全性を確保するため】【美観を維持するため】には、タイル浮き補修はとても大切です。

 

まとめ

タイル浮きが起こる原因や補修工事の必要性について簡単にご説明してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?!

タイルの劣化症状には、外壁タイルの浮き以外にもタイル間のシーリングの劣化エフロレッセンス現象などの注意すべき劣化サインがあります。

これらの劣化を放置してしまうと、タイルの落下、雨漏り、建物の躯体を傷めてしまうことが懸念されますので、劣化症状が見られたら、早めに診断と調査を依頼しましょう!

楽塗では、建物の診断調査からお見積りまで無料にてご対応させて頂いております。

ご自身では判断が難しい、どこに調査を依頼すればいいのか分からず困っていると言う方がいらっしゃいましたら、是非お気軽に弊社までご相談下さい。

一覧へ