一般的に塗る塗布量、厚さは塗料の種類によってきめられています。厚過ぎると不均一の仕上がりになったり、乾燥不良などを起こす可能性があります。薄い場合は膜厚の不足などによって塗装の性能が発揮されない場合があります。
基本的には各塗料メーカーの規定に則った施工となります。
耐久性のある高品質なものを選ぶのが良いでしょう。塗料の違いが建物の寿命を大きく変えてしまいます。
高品質な塗料を用いた塗装と、そうでない塗装ではずいぶんと差が出てしまいます。高品質な塗料は高額ですが、耐久性が高いので一概に高コストだとは言い切れません。小工事でない限り長い目で見ると低コストになる可能性があります。
性能的には大きな違いはありません。シンナーで希釈する溶剤系は臭いの問題があります。それに対して個人差はありますが、水性塗料は水で希釈するので臭いは大幅に軽減されます。
一般的には外壁などの建物の全般的な修繕工事を大規模修繕工事といいます。通常大規模修繕工事は下記の様な工事が一般的になります。
・足場架設工事
・シーリング工事
・外壁の下地補修工事
・外壁の洗浄、補修工事
・外壁塗装工事
・屋上防水工事
・バルコニー防水工事
・廊下・階段の防水工事
・金物交換工事
マンションの大規模修繕には、通常マンション管理費の中に修繕積立金が確保されています。金額内で希望する工事が行えない場合は工事範囲を再検討し縮小するか、もしくは臨時で資金を調達することが考えられます。臨時の資金調達は下記の方法が考えられます。
①借り入れ(住宅金融公庫など)
②特別積立金(短期間のみ積み立て金を増額)
③施工時期を延期(工事を延期し予算まで積み立てる)
④一時金の徴収(不足金額を各戸で負担し集金)
など様々な方法があります。