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2024.06.10~コラム~アパート修繕 小規模修繕編

《小規模修繕とは?》

10~15年周期で行う大掛かりな大規模修繕に対して、小さな補修箇所や予防的に保全を行うのが小規模修繕です。

小規模ですので、低コスト・短期間で行えるのがメリットですが、日々の不具合に応じてちょこちょこと工事が発生する可能性もあります。

ただし、ここできちんとメンテナンスをしていれば大規模修繕の時のコストカットにも繋がってきますので、やはり小規模修繕はアパート経営に置いては必要不可欠なものであると言えます。

 

◎◎一般的な小規模修繕とその周期は?◎◎

・内装 クロスの貼り替え、床の貼り替え、集会所の内装リフォームなどなど

・外装 外壁・屋根補修、共用廊下のフロアタイル張替え、各種配管廻り、フェンス塗装など

・設備 各種配管廻り、空調設備など

これらの工事は目安として5~15年ごとに行う必要がありますが、こちらはあくまでも目安となりますので普段からの定期的な点検が不可欠となります。

 

◎◎小規模修繕のメリットは?◎◎

・早期に問題を発見して修繕を行うことができる→建物の外観や設備の改善につながる

・定期的なメンテナンスによりテナントからの報告や要望に迅速に対応できる→テナント満足度の向上が期待できる。

・細かくメンテナンスを行っていくことで大規模な修理を防ぐことができる→将来的な大規模修繕の費用を抑えることができる

・修繕費として計上すれば節税効果が期待できる

 

 

◎◎小規模修繕の費用の目安は?◎◎

修繕にかかるコストについてはその内容や種類によって異なります。

以下は一例になります。

【木造10戸(1K)修繕費用】

築5~10年 ベランダ・階段・廊下(塗装)・室内設備(修繕)・排水管(高圧洗浄) 約7万円

築16~20年 ベランダ・階段・廊下(塗装)・室内設備(修繕)・排水管(高圧洗浄)・外構など 約18万円

築26~30年 ベランダ・階段・廊下(塗装)・室内装備(修繕)・排水管(高圧洗浄)・外構など 約18万円

   「国土交通省 民間賃貸住宅の計画修繕ガイドブック」より

 

以上、小規模修繕についてお伝えしました。

普段からこまめに点検・メンテナンスをすることによって住む人、オーナーそれぞれにメリットがあると言えます。

注意点としては、どの工事においても適正な点検を行い、信頼のおけるリフォーム業者を選定することが必要になります。

相みつをとるなどして見積りの内容を精査することをおすすめします!

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