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2024.06.12~コラム~マンションで雨漏りしたら?

異常気象の影響なのでしょうか、大雨のレベルが格段に上がってきていますね。

梅雨時期の長雨もそうですが、ゲリラ豪雨など一度に大量に雨が降った場合にも雨漏りのお問い合わせが増えることが多いです。

今回は、マンションで雨漏りが起きた際の注意点などお話ししたいと思います。

【マンションで雨漏りが起きやすい場所】

1.屋根 古い屋根や不適切な施工をされた屋根は要注意です。
    特に瓦のズレや欠けなど基材に破損がある場合は隙間から雨水が侵入することがあります。

2.ベランダやバルコニー 防水が切れていたり、タイルに隙間がある場合など

3.窓やドア廻り 古い窓やドア廻りのシーリングが劣化していると雨水が室内に侵入する可能性があります。

        採光や換気のために設置されていることが多いトップライト廻りも特に注意が必要です。

4.排水溝や雨樋 排水溝や雨樋が詰まっている場合、雨水が溜まって建物内に侵入する可能性があります。

5.外壁のひび割れ 外壁にひび割れがある場合、雨水が建物内に侵入する可能性があります。
         特に横方向のひび割れに関しては要注意です。

【マンションで雨漏りが起きた場合の処置】

1.安全確保 雨漏り箇所が天井や壁である場合は周囲の安全を確保します。

      電気機器や配電盤が水にぬれていないか確認し、必要であれば電源を切りましょう。

2.雨漏り箇所の特定 雨漏りが起こっている場所を特定します。

3.応急処置 雨漏りが起きている場所にバケツ等を置いて水を溜めます。床に水が広がるのを防ぎます。

4.専門家への連絡 ポタポタ垂れてくる雨漏りはもちろんのこと、

         少しでも雨染みなど見つかった場合でも必ず専門業者に診てもらいましょう。

5.保険の確認 風災や雹災・雪災の自然災害が原因である場合は保険が適用されます。

       経年劣化や人的な被害による場合は補償の対象外です。

【雨漏り修繕は誰に頼む?】

なじみの工務店や塗装業者に依頼することが多いようですが、できればマンションの専門業者に診てもらうことをおすすめします。雨漏りは原因が分からないことが多く、診断はとても難しい場合があります。直しても直しても雨漏り…といった事例も少なくありません。専門業者ならマンションの構造を熟知しているので安心です。また実績やアフターフォローについてもしっかりと確認することをおすすめします。

【雨漏り修繕とは?】

原因にもよって対応が違ってきますが、まず最初に行うのは雨漏り診断です。
原因がシーリングの劣化の場合にはシーリングの打替え、屋上防水の劣化の場合には防水の更新、外壁のひび割れが原因の場合は補修を行います。
補修後は雨漏りが止まったことを確認します。

シーリング 防水工事 タイル斫り

【マンションで雨漏りの費用は?】

雨漏りの規模にもよるので一概には言えませんが、簡単なシーリングの交換などは数万円、外壁の補修や防水の更新など大掛かりなものになると100万円以上かかるケースもあります。
早めに処置していればコストも抑えられる可能性があるのでメンテナンスは定期的に行うことが大切です。

【マンション雨漏りまとめ】

以上、マンションで雨漏りが起きた場合についてお話しいたしました。
これから梅雨に入りますのでいつも以上に雨漏りには注意が必要です。
普段から定期的に点検していれば、小さな雨漏りでも気づくことができるかもしれません。
また、居室内の点検は難しいと思いますので、何かあった時に居住者が相談しやすい環境作、管理人さんとの連携等も必要かもしれません。
いずれにしても、建物の資産価値を守るため日頃から心がけが大切になりますね。

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